自給的農作物ランキング

田園自然農と自然食
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自給自足で育てる農作物の条件

私が農業で栽培する農作物は以下の3条件を満たすことを基本にしています。

①毎年、種を自家採取して次の年に種蒔きできる事(種や苗を毎年買う必要がない事)
②基本的に自然農(無農薬、無肥料)で育てられること
③専用の設備や機械(電気、ガソリン)を使用する必要がない事
(④その土地で昔から育てられてきた生育環境が適した在来種や固定種の農作物である事)

これらを満たす農作物及び品種などをいろいろ検討してきた結果をランキングにしてみました。

自給自足に適した農作物ランキング

1位:大豆

大豆の芽
大豆の芽
大豆の苗

そのものが種なので種取りは簡単です。

しかも肥料なしでもよく育つので自然農で栽培しやすいです。

味噌や醤油、豆腐の原料になり用途が広いので自給自足に欠かせません。

大量の遺伝子組み換え大豆が出回る中、非遺伝子組み換え大豆は貴重です。

他と交配しにくい自家受粉なので、非遺伝子組み換え大豆を毎年守っていくことが比較的やりやすいんです。

秋に枝豆として収穫したい場合は、粒の大きい黒大豆がオススメです。

黒豆

枝豆って大豆の若い粒だったんだね。

知らなかったー。

自給自足に大豆は必須
百姓である私がもし1品種しか栽培してはいけないと言われたら、迷わず大豆を選びます。 大豆は自然農で栽培しやすく多用途で、味噌、醤油、豆腐などの原料になり、栄養も豊富ですから自給自足には欠かせません。

2位:カボチャ

かぼちゃ

4月に種を蒔いて苗を育てます。

カボチャの芽
カボチャの苗
カボチャの花

カボチャは種を採取しやすく保存しやすいです。

コツをつかめば連作も可能です。

食材として用途豊富で秋以降の主食としても。

ただし、イノシシが食べてしまうので山の中で育てるのは難しいです。

3位:ゴマ

ゴマ

ゴマはアフリカ原産で「日照りゴマ」と言われるほど、熱さと乾燥に強いです。

夏場にほとんど雨が降らなくても水やりなしで元気に育ちます。

逆に雨の多い夏は生育が芳しくありません。

ゴマもそのものが種ですので翌年の種として使えます。

下の写真は種取りした後の乾燥したゴマの木(?)です。

収穫後のゴマ
ゴマの房

ゴマがこんな房に入っているなんて知らなかったよー

日本に出回っているゴマの99%以上は中国産と言われ、国産ゴマは貴重です。

保存しやすく、栄養満点。

私の育てているゴマは金ゴマですが、黒ゴマもオススメですし、ゆくゆくはゴマ油も作ってみたいと考えています。

収穫後の石やゴミとの分別が面倒なのが難点です。

4位:ダイコン

大根の若芽
大根の葉

私は聖護院ダイコンという京野菜の一種を育てています。

大根も収穫せずに放置しておけば種が簡単に取れます。

冬の主食にもなりますし、春に種まきする春大根もオススメです。

5位:タケノコ

タケノコ

竹は繁殖力が強いのでほっといてもタケノコが生えてきます。

本格的なタケノコ農家なら施肥など年中仕事がありますが、自家消費のためだけならこれほど栽培に楽なものはないと思います。

ただ近年はイノシシ被害が深刻ですが。

タケノコを猪にもってかれたー
タケノコは春には絶対食べたい山菜のひとつ。食物繊維が豊富で春のデトックス食材の代名詞です。タケノコ農家の私はイノシシ被害に悩まされています。イノシシの腹が満たされるならそれもいいかとイノシシのためにタケノコを育てる毎日です。

6位:ゴボウ

ゴボウの芽

ゴボウは決して育てやすくはありませんが、不溶性食物繊維が豊富なので健康のためにもぜひ育てたい野菜です。

ゴボウの種は上の写真のような房に入っているのですが、種取りは簡単ではなく、2年越しに種を付けます。

下の写真は1年目に収穫せずに放置しておいたゴボウが枯れている様子ですが、中心から新しい芽が出てきています。

2年目のゴボウの若芽

少しずつ成長し・・・

2年目のゴボウ

さらに成長すると・・・

成長した2年目のゴボウ

5月になると加速度的にぐんぐんと、、、

5月のゴボウ

このように2年目にどんどん大きくなっていきます。

ゴボウの茎

茎がとても太いです。

6月になるとここまで大きくなります。

私の背丈をはるかに超えました。

6月頃の2年目のゴボウ

6月末ごろには種の房をつけ始めます。

ゴボウの種の房

7月になるとピンク色の花を咲かせます。

ゴボウの花

夏も過ぎると立ち枯れます。

立ち枯れゴボウ

最終的にこうなります。

ゴボウの房

中に種が入っています。

ちなみにゴボウはどうなったかというと、腐ってました。

腐っていたゴボウ

7位:シソ

青じそ

シソは若芽、成長した葉、穂ジソも食べられますので年中楽しめます。

下の写真は前年に枯れて種をつけた幹からこぼれたたくさんの種から発芽した若芽です。

若芽もしっかりシソの香りがしますので、この状態で収穫してもおいしくいただけます。

青じその若芽

青じそは繁殖力が強いのでどんどん成長します。

青じそ

9月頃には花を咲かせます。

シソの花

上のは全て青ジソですが、梅干し用に赤ジソも育てています。

どちらも栽培している感覚はなく、毎年こぼれ落ちる種から自然に自生しているようなもので、少し水をやったり間引いたりはしますが基本的に放置しています。

そのせいか、あまり大きく成長せず、とくに赤ジソの方は成長が遅いです。

青ジソが5月上旬くらいから芽を出しすくすくと育ち始めますが、赤ジソは5月下旬くらいにやっと芽を出し、放置しておくとあまり大きく育ちません。

下の写真は5月下旬のやっと芽を出した赤ジソです。

赤ジソ

一応この大きさでも、しっかりシソの香りがします。

6月になって一番大きく育った赤ジソが下の写真。

赤ジソ

8位:オクラ

オクラの芽
オクラの葉
オクラの花
収穫期のオクラ

オクラも種取りが簡単で、育てやすい野菜です。

下のように枯れると種が取れます。

枯れたオクラ

主食はどうする?

ランキング化して改めて思うのは、ランキングには日本で一番作付けされている米が入ってこないということです。

米は自分で作ってみて、案外作りにくい事がよくわかりました。

自然農で稲作に挑戦、初めての米作り
自給自足を志し、自然農で稲作に挑戦しました。無肥料ではたしてお米ができるのか。3年間の挑戦の記録です。

米は数多ある農作物の中で、ほぼ唯一、常に水に浸っている必要があり綺麗な水が豊富に必要であるが、現在は農薬の混ざった農業用水を共用とする田園地帯が多く、無農薬で作ることが非常に難しいのです。

また、収穫→乾燥→脱穀→籾摺り→精米とさまざまな機械が必要となるので自給自足的自然農にはあまり適した農作物とは言えません。

昔使用していた足踏み脱穀機などを使用すればやれなくもないですが、非常に手間がかかります。

米が作りにくいと、主食になる農作物を他に見出す必要がありますが、例えばサツマイモ。

しかし、サツマイモは寒さに弱く、秋に収穫したものを冬を越させて春に苗を採ることが容易ではありません。

例えば小麦。雨に弱い小麦は雨の多い日本に適さず、何より、梅雨の時期と収穫時期が重なり最悪です。

梅雨のある日本であまり小麦が栽培されていないのがよく分かります。

私の主食としてのオススメは上のランキングにある大根やカボチャ、に加えて「里芋(サトイモ)」でしょうか。

サトイモ

日本のイモといえばサツマイモでもなくジャガイモでもなく「里芋」です。

私の地元京都では昔から海老芋(エビイモ)という品種の里芋が作られてきました。

京野菜の一種で、さすが伝統品種でとてもおいしいです。

さいごに

幸い実家に自由に使える土地(畑、田んぼ)があったので、だれからも教わることなく鍬を振るい始めました。

農業を始めて仕事に対する考え方が変わりました。

仕事って何のためにするの?

お金を稼ぐためというより、本来、「食べるため」に仕事はするもんだ。

そういう意味で、食べ物を作る農業って、仕事のキホンだと思います。

オススメ山菜10選、アク抜きなしで食べられる野草
山菜は無農薬無肥料で育った無料の野菜です。無農薬の野菜をわざわざ育てなくても、食べられる山菜が山にはたくさん自生しています。しかもお金を出して買う野菜より栄養価ははるかに高いのです。

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