味で勝負のオススメ「天然塩(市販)」ランキング

天然塩自給自足用品のお店

食べないことが健康にいちばん!
と言い続けている私ですが、食べないことで健康を害するとすれば、塩不足です。

近年では減塩が謳われ、塩がワルモノにされていますが、それは精製塩(食塩)の場合です。

塩は生体機能を維持するミネラルを補給する上で不可欠なのですが、現在市販されている塩の多くは精製塩(食塩)でミネラル分が削ぎ落され、塩化ナトリウムの塊と化しています。

体調不良や慢性的な不調に悩まされている方は、天然塩を摂ってミネラルをしっかり補給すれば驚くほど快調になることがありますよ。

ミネラルは生理機能を維持する上で必要不可欠なので、不足すると全身の生命反応がうまく働かなくなるからです。

塩は高血圧などの原因とされ塩分控えめが奨励されていますが、それは精製された塩に限ってのこと、天然塩であれば多めに摂った方がむしろ健康は増進されます。

このような健康のために不可欠な天然塩にはカルシウムやマグネシウムといった日本人に不足しがちなミネラルがたくさん含まれています。

そのような天然塩の中でも特にオススメの市販天然塩8選を紹介します。

私の舌で特に美味しいと感じた天然塩ランキングです。

1位:海の精(ほししお)

旨味(甘味):★★★★★
ミネラル  :★★★★☆
粒     :大きめ

日本で作られている塩の中で最高の味だと思います。

伊豆大島の美しい海水を天日干しのみで乾燥させて作られているので、塩の結晶がそのままという見た目です。

ごはんにこの塩だけかけてもおいしく食べられます。

天日干しという製造方法で時間も手間暇もかかるため品薄状態が続いています。

粒が大きいので味噌や梅干し作り用としては適していないと思いますが、塩の美味しさを味わうには粒の大きなこの塩がオススメです。

この後にでてくる塩も、粒の大きな塩ほどおいしいと感じます。

海の精(ほししお)

ちなみに最近世界的な問題になっているマイクロプラスチックについて、世界中で販売されている天然塩の多くからマイクロプラスチックが検出されたとの報道がありました。

日本の天然塩も心配ですよね。

そこで「海の精株式会社」に問い合わせたところ、以下のような回答をいただきました。

海の精の塩づくりでは製造工程毎に複数のろ過工程がございます。
報道されている塩に混入しているマイクロプラスチックは1㎜前後の大きさがほとんどで、最小でも0.15㎜(150マイクロメートル)程度ですが、海の精では遥かに細かいフィルターを通してろ過を行っております。これはマイクロプラスチック対策としてではなく、海の精が当初よりろ過工程を入れた塩づくりを行っているためです。

つまり、「できあがった製品のマイクロプラスチック検査はしていないが、十分細かいフィルターでろ過しているため、マイクロプラスチック混入の心配はない」ということでした。ランキング1位と4位の「海の精」はこの点でも安心できると思います。

2011年の震災以降は放射能検査もされていて、かなり厳しい基準をクリアされています。

2位:モンゴル塩

旨味(甘味):★★★★★
ミネラル  :★★★☆☆
粒     :大きめ

海の精(ほししお)と同じくらいおいしいです。

天然塩といえば海水を天日干しして作られるのが一般的ですが、これは海水塩ではなく湖塩です。

一般的に湖塩は海水塩よりミネラル分が少ないのですが、マイクロプラスチックの点では海水塩より湖塩の方が安心です。

バーベキューのお肉にこの塩だけ付けて食べてもおいしそうです。塩だけ舐めても美味しかったです。

モンゴル塩

3位:カンホアの塩

旨味(甘味):★★★★★
ミネラル  :★★★★☆
粒     :非常に大きい

ベトナムのカンホアで作られた完全天日塩。

天日干しのみで作られている海の精(ほししお)以上に粒がでかく、少し大げさに言うと氷砂糖のよう。

でかすぎるのは好みが分かれると思われますが味は絶品。1位、2位、3位とほぼ同列でおいしいです。

カンホアの塩

4位:海の精(あらしお)

旨味(甘味):★★★☆☆
ミネラル  :★★★★☆
粒     :細かい

海の精(ほししお)に比べて旨味は少ないですが、粒が細かいため味噌や梅干し作りの塩として最適です。私は梅干し作りではこの塩を愛用しています。

海の精(ほししお)でも書いたように、マイクロプラスチックや放射能の心配はありません。

海の精(あらしお)

5位:奥能登海水塩

旨味(甘味):★★★★☆
ミネラル  :★★☆☆☆
粒     :大きめ

天日乾燥はしていませんが、非直火式低温製法という独特の製法で、海の精(ほししお)に似ていて粒が大きめ。

味はまあまあです。

海の精が品切れならコレで味噌作りを。

奥能登海水塩

6位:青い海

旨味(甘味):★★★☆☆
ミネラル  :★★☆☆☆
粒     :粉状

沖縄糸満沖合い約2000mから取水した海水を使用。天日塩ではありませんが味はまあまあです。

青い海

7位:石垣の塩

旨味(甘味):★☆☆☆☆
ミネラル  :★★★★☆
粒     :粉状

日本最南端の八重山諸島の海水を使用。

原料である海水の美しさは保証済みですが天日塩ではないため塩辛さがとげとげしく感じます。

特筆すべきはミネラルの中でもカルシウムの多さです。

沖縄の海水は雪塩もそうですがミネラル分が独特のような気がします(サンゴ礁なんかの影響?)。

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8位:雪塩

旨味(甘味):★☆☆☆☆
ミネラル  :★★★★☆
粒     :パウダー状

本当に雪のようなパウダー状の塩。

宮古島の美しい海水を使っており、特筆すべきはミネラルの中でもマグネシウムが他の塩より圧倒的に多いこと。

マグネシウムは日本人に不足しがちなミネラルの代表格で非常に重要な元素です。

しかしそのマグネシウムのために苦味がかなり感じられ味としては抵抗ありです。

雪塩

さいごに

人間に不可欠な物トップ3は「空気」「水」「塩」です。

体の6~7割は水分で、その水分はただの水ではなく塩水です。

さらに血液にも塩分が必要で、ほぼ海水と同じ成分になっています。

つまり体の大半は水と塩でできていて、良い水と良い塩を選ぶことは健康にとって非常に重要です。

ここに挙げた天然塩から分かるように、原料となる海水や製法によって含まれるミネラルはそれぞれ特徴があります。

価格はどれも市販の精製塩(食塩)に比べれば高いですが、製造の手間を考えると妥当な価格だと思います。

塩は腐らないので、ぜひ保存食として買いだめしましょう。

塩を変えれば体が変わってきますよ。

保存食ランキング
自給自足を営む上で重要になるのが保存食です。毎日の食べ物を自給していると自然災害や不作などで手に入らない日も出てくるでしょう。長期保存の知恵は昔から伝わる、「乾燥」「塩分」「発酵」が基本です。

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