無人販売で人の温かさを知る

梅の花幸せになる生き方
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来年の春に向けて

今年も11月になり、竹を切る。

11月の新月期は来年のタケノコ収穫に向けて竹を伐採する時期。

11月の新月の頃に切った竹は腐りにくいらしい。

新月の頃は、地球上の生物が活動が穏やかになり、竹は水の吸収量が減るのだ。

だからこの時期に間伐してやると竹は弱ることなく冬を越す。

来年の4月頃に良いタケノコがニョキニョキ出てくる。

豊作だったので売ってみた

そういえば今年の4月は大豊作だったことを思い出す。

無人販売

今年の4月のこと、初めて収穫したタケノコを無人販売してみた。

お金を入れる筒を竹で作って、1本200円と書いて(高いのか安いのかわからないが)置いておいた。

無人販売

ドキドキ。わけもわからず緊張した。

買ってくれる人はいるのか。

もともと人通りの少ない山道の道路脇に設置した販売所とは名ばかりの竹で組んだ台。

そこにドサッと置いただけのタケノコと竹筒。

半日ほど置いておくと、竹筒にお金が入っていた。

無人販売で得たお金

驚いた。

売れた。

自分でゼロから作ったものがお金を生んだことに少し感動した。

変な言い方だが、生まれて初めて自分の力でお金を稼いだ気がした。

その翌日、買ってくれたと思われる人が声をかけてくれた。

「おいしかったよ」

「こんな竹筒だとお金盗まれるよ」

「200円は安いねぇ」

「何時間くらい煮るの」

「若いので応援したくなるのよ」

いろいろ話せて楽しかった。

この時期、職場での人間関係に疲れていたんだけど、利害の伴わない人との会話ってこんなに楽しいんだと初めて知った。

自分は人間嫌いなのかなーと思っていたけど、全くそんなことはないことが良くわかった。

職場での利害や損得や打算やお金がからむ人間関係がしんどいだけなんだってわかった。

この後も日に数人のお客さんが来てくれて、無人販売なのでほとんど顔を合わせることはなかったけど、タケノコの残数とお金の収支がしっかり合っていることで、なんか嬉しかった。

無人販売をしてみようと思ったとき、お金が盗まれてもかまわないと思って始めた。

驚いたことに、お客さんのほうが、「お金が盗まれるといけないと思って」と、自分が来るまで待っていてくれたり、竹筒の下に隠しておいてくれたり。

結局、この調子で毎日100円玉が20枚くらい入っていて、合計3万円くらいの収入になった。

タケノコの収穫時期は3月末から5月上旬の正味2ヶ月程度。

1年間、せっせと世話をしてこの期間だけが収入になる。

それで3万円。

金額の大小ではなく、とても良い経験をさせてもらったという思いが大きかった。

1年間せっせと竹林の世話をして、毎年タケノコを販売したいと思う。

待っていてくれるお客さんがいるから。

「来年もまたくるね」

そう言ってくれたお客さんの顔を思い出しながら、今日も竹林の手入れをする。

受験の思い出、母への感謝
誰からも無謀だと言われた京大受験。高校2年からの2年間、趣味も娯楽も一切捨て受験勉強に励んだ。一生を懸けるつもりで臨んだ受験の結果は。そして苦労を掛けた母への感謝を綴ります。

無人販売を始めて5年

初めてドキドキしながら無人販売を始めて5年がたった。

ありがたいことに、一度もお金やタケノコを盗まれたことはなく、毎年感謝の気持ちでこの時期を迎えている。

ニワトリのような生き方を
自給自足を志す人なら、養鶏に取り組んでいる人は多いのではないでしょうか。私もニワトリを飼ってみて、その生き方を見習わねばと思わされました。ニワトリとの生活を綴ります。

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