マイクロプラスチックが世界を汚染する

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農業とプラスチック

自然農をしながら土に触れていると、プラスチックやビニールがいかに土と相性が悪いかを思い知らされます。

農作業で使用するビニールシートやビニールマルチ、プラスチック製の洗濯バサミなどは長年使うとボロボロになり、微小なプラスチック片に分解してしまいます。

そうなるともう回収のしようがありません。

放射能と同じで、土と一緒に取り除くしかないんだよねー

ビニールハウスで長年作業をしていると、「ハウス病」という体調不良に悩まされます。

これはビニールの性質上、高温多湿で風通しがない空間を作ってしまい、散布した農薬がビニールハウス内に籠る等、その空間内で働く人間へ過度の負担になるためです。

ですので私はプラスチックやビニールを農業に使うことはありません。

マイクロプラスチックとは

我々が普段「プラスチック」と呼んでいるモノは石油から作られる合成樹脂のことで、ポリエチレンやポリ塩化ビニル、ポリウレタン、アクリル樹脂など様々な種類があります。

これらが風雨や紫外線などで分解されて微小なプラスチック片になったものをマイクロプラスチックといいます(マイクロプラスチックに厳密な定義はありませんが5ミリ以下とか1ミリ以下とか言われています)。

1マイクロメートル=1000ミリメートルなので、マイクロプラスチックというと1ミリより小さいというイメージはありますね。

プラスチックの出現で我々の生活は便利になったのですが、プラスチックが世に出現してから100年以上が経ち、環境汚染が深刻になっています。

石油が採掘されてプラスチックが作られる限り、そのプラスチックは地球上のどこかに存在し続け、土や水を汚し続け、燃やしてしまうとダイオキシンなどの有害ガスが発生してしまいます。

つまり一度プラスチックを作ってしまうと、どうやって処理しても環境を汚染してしまうのです。

プラスチック汚染の現状

スーパーのレジ袋、ペットボトル、食品包装材などなど、私たちの身の回りはプラスチックで溢れています。

世界のプラスチック生産量は年間で3億トン以上、それらは最終的にゴミ処理場で焼却されてダイオキシンなどの有毒ガスになるか、どこかに捨てられて延々と環境を汚染し続けるかのどちらかです。

化粧品や歯磨き粉にはマイクロビーズと呼ばれるマイクロプラスチックが含まれていますし、タイヤの摩耗でもマイクロビーズが発生します。

ポリエステルやアクリルなどの合成繊維の衣類は洗濯すると大量にマイクロビーズを排出し、それが混入した水は最終的に海に出ていきます。

毎年800万トン以上のプラスチックゴミが海へ流れつき、海水や紫外線によって分解されてマイクロプラスチックとなり、永遠に海を漂い続けます。

マイクロプラスチックとなったプラスチック片はもはや回収のしようがないので、海にはどんどんマイクロプラスチックが溜まっていきます。

一説には2050年には、海に漂うマイクロプラスチックの数が魚の数を超えるとまで言われています。

魚はそれらを飲み込み、その魚を食べた人間もマイクロプラスチックを摂り込んでしまいます。

多くの人間の便の中にはそのような微小なプラスチック片が混入しています。

ペットボトルに入った飲料を飲んだり、プラスチックの包装材に入った食べ物を食べたり、空気中に浮遊しているマイクロプラスチックを吸い込んだり、様々な経路から体内に入ってきます。

海鳥は日常的にプラスチック片を飲み込み、おなかの中に大量に溜まっています。

海鳥のお腹の中の解剖写真を見たことがあるでしょうか?
youtubeなどに映像がでていますが、私は非常に衝撃を受け、鳥たちに申し訳なく思いました。

マイクロプラスチックによる健康被害

プラスチックにより環境が汚染されるという事は、まわりまわって人間の健康にも必ず悪影響がでます。

食物連鎖等によって人間の体内にマイクロプラスチックが蓄積していることは近年わかってきましたが、それによる具体的な健康被害はまだまだ研究途上です。

しかし、人間は不自然なモノと接していると不健康になるという基本に立ち返れば、少なからず健康を害している事は想像できます。

マイクロプラスチックを摂り込んでしまうと、内臓や消化管が傷つくことで鳥たちは命を落とします。

プラスチックストローを鼻に詰まらせたウミガメや、大量のレジ袋を飲み込んで餓死したクジラなど、自然物であればこんなことは起こり得ないことが人工的なプラスチックによって起こってしまっています。

しかしプラスチックの害はこのような物理的な害だけではありません。

マイクロプラスチックには有害な化学物質が付着しやすいという性質があります。

食物連鎖によって濃縮された化学物質を人間が摂取してしまうと、神経系や内分泌系への悪影響が容易に想像できます。

結局、農薬や食品添加物などの化学物質による健康被害と同じような症状が、マイクロプラスチックによってももたらされ得るのです。

プラスチックを減らすために

欧米ではプラスチック製品の削減のためさまざまな政策がすすめられています。

ヨーロッパの国々では化粧品や歯磨き粉に使われているマイクロビーズの規制が始まっています。

スーパーのレジ袋の有料化やプラスチック製のストローの廃止など、世界的な動きが加速しています。

ただ、今後一切のプラスチックを作らなかったとしても、現在海に漂うプラスチックをどうするかという難題は残りますし、自体は非常に深刻です。

私などは、プラスチックでできたもの(自然物でないもの)を見ると近づきたくない気持ちが湧きます。

今、使っているパソコンもできれば触りたくないですし、日常使う物はプラスチックでできたものはどんなに安くても買う気がしません。

そんな意識の人が少しでも増えていけば、プラスチック製品は減っていくのではないかと思います。

そのためには、プラスチックでない自然物でできた製品の良さを知る事が重要だと思います。

化学繊維でできた服を着ていたころは、オーガニックコットンでできた服がこんなに着心地がよいとは知りませんでした。

いまでは化学繊維の衣類は着ようと思いません。

住む家は、壁にビニールクロスが貼られているとビニールハウスに住んでいるようなものなのでハウス病になります。

日常に溢れるプラスチックを毛嫌いする気持ちを持てるくらい、プラスチックでないものの良さを知りましょう。

さいごに

人間は自分で出したゴミを自分で処理しなくなってしまいました。

プラスチックゴミは人間には無害化する力はありません。

そんなものをどんどん作っては捨てています。

そもそも自分の排泄物すら自分で処理できず、水洗便所で文字通り「水に流している」だけですから。

そうなってしまった人間に、生きていく価値はあるのでしょうか。

もう一度、問い直さなくてはなりません。

経済活動と自然破壊
人間の経済活動によって自然が失われていく。もう経済は発展しなくていい。地球環境を守るために経済を縮小しよう。人間は地球上の森を破壊し尽くし、最後の1本の木を切り尽くして初めて気づく。お金は食べられないということに。

コメント

  1. おかだ より:

    こんにちわ。
    はじめまして。

    環境問題に以前から関心があり、最近の悪化ぶりに危機感を抱いています。
    人間こそが悪であり、自然を破壊してまで生きているのかよくわからないでいます。gatekeeper
    幼子が2人おり、この子達の未来に希望が全くもてません。
    水は枯渇し、食料がなくなれば人間など死ぬだけです。
    そんな世になるとわかりつつ、子を自分のエゴで産んでしまった自分を許せません。
    いっそのこと一緒に死のうかと考えていますが、愛しく可愛く、それもできずに今日を生きています。
    gatekeeperさんはどのようなモチベーションで生きておられますか?
    生かされているから生きているという感覚でしょうか。
    毎日涙が溢れ、恐怖でよくわからなくなります。
    とりとめもない文章をすいません。

    • カリスマ社会福祉士gatekeeper より:

      コメントありがとうございます。

      環境問題は深刻過ぎて未來が見えない感覚は私も同じです。
      そして、自分の子供たちの世代を憂う気持ちと自責の念も全く同感です。

      別記事でも書きましたが、地球は人間だけのためにあるんじゃないのに、人間は海を汚し、土を汚し、空気を汚し、生き物を絶滅させ続けています。
      だから人間など早く滅んでしまえばなんて考えることもあったり、、、

      私が自責の念に駈られるとき、絶食することがあります。1週間も断食をすれば環境にかける負荷は大きく減り、我欲に満ちた自分を反省し、さらに断食の効果でデトックスが促進され新しい自分に生まれ変わることができます。
      (断食のことはhttps://newgate.siteに書いていますのでよかったら見てみてください。)

      環境が汚染されている現代では日々汚染物質を体内に溜め込んでいくので、定期的な絶食による排毒でまずは自分の体を綺麗に保ち、思考をクリアにすることが必要だと思っています。
      その上で子供たちに残せる地球の未来を冷静に考えようと。

      自分の子の世代に顔向けできるような生き方をせねばと。
      悩ましいもんです。

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