お金が生み出す「格差社会」
「私はお金が嫌いだ」と、声を大にして言えるようになりたいと常々思っている。
この世にお金さえなければ、人はどれだけ幸せになれるだろうと思う。
貧困問題、イジメ問題、自殺、地球環境問題、ニート、ホームレス、引きこもり、ワーキングプア、ネットカフェ難民、殺人、詐欺、窃盗、妬み、嫉み・・・・・。
このような貧富の差に象徴されるような社会問題はある意味お金の存在が生み出したと言える。
お金さえなければこれほど貧富の差は生まれないし、環境問題も含めたあらゆる問題が解決に向かうと思う。
お金があればなんでもできる
今の世の中、お金さえあれば何でもできてしまう。
このことが問題の根本にあると思う。
今やお金で人の命までも買えてしまう。
人身売買という意味でもそうだし、お金を持っている人だけが高度な医療を受けられるという意味でもそうだ。
だから人はお金を求め、お金がないと幸せになれないと考える。
お金さえあれば幸せになれると考える人は少ないと思うが、お金は生きていくうえで必要不可欠と考える人は多い。
結局、お金が力を持ちすぎてしまったことが人類の不幸だと思う。
お金がチカラを持ちすぎてしまった理由
それは「科学技術」の進歩。
お金という文化の発達と同時に、科学技術がここまで進歩してしまったことが、人類にとっての不幸の始まりだった。
科学技術がこれほどまでに進歩しなければ、お金ででき得ることってある程度制限され、お金がこれほどまでに万能になることはなかったはずだから。
お金があれば大抵のモノは買える、高度な医療も受けられる、世界一周旅行も宇宙旅行にも行ける・・・これらは科学の進歩によってもたらされたものなんだ。
お金のない世の中になってほしいけど
お金のない世の中になることを望んでも、どのような経済の仕組みにするのが良いのかよくわからない。
ある程度の物々交換で成り立つ時代が良いと思うが、結局それでは不便だからお金が生まれたわけで、お金が生まれたのも必然なのかなぁって思ってしまう。ベーシックインカムなんかは理想的な気がする。
自給自足的生活をしていると、生きていくのにお金はあまり必要ないことに気付く。
自然農をしながらの菜食中心の生活では食費はほとんどかからないし、医者にかからないので医療費もゼロ、お金で買いたいと思えるモノもほぼない。
もっとも悲しいことはお金に縛られて生きる事。
もう、人類は戻れないんだろうか。
お金によって奪われてしまった、大切な大切な何かを持っていた時代に。
そんなことを思いながら、お金から開放されるためにお金を大事に貯めている。
次は、「お金が欲しい」という欲求について。
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