求めない生き方

麦幸せになる生き方

果てしない人間の欲望

毎日生きているなかで欲をひとつひとつ数えてみる。

○○が食べたい、○○が欲しい、誰かに認められたい、お金があれば・・・

どうすればこのような欲にまみれた生き方を止められるんだろ。

マズローの欲求段階説によれば、最も根元的な欲求として、食欲などの生理的欲求、その上に安全欲求、次に社会的欲求、尊厳欲求、自己実現欲求と5段階になっているそうだ。

マズローの欲求段階説

生理的欲求は抑えにくいんだけど、上の階層の物欲とか出世欲とか、人間はある意味中毒的に求めてしまう。

よく言われるのは、食欲などの生理的な欲求は仕方ないとして、それより上の階層のいわゆる我欲をそぎおとしてシンプルに生きること、一種の断捨離のススメ。

でもなかなか難しい。

恬淡虚無(てんたんきょむ)

漢方の分野、老荘思想の言葉に「恬淡虚無」という言葉がある。恬淡とは物事にこだわらないことを意味する。物事へのこだわりを捨て、無になることで健康に生きられるという思想。このような域に達するためにはどうすればよいのだろう。

欲望を抑えるために

欲望を抑え恬淡虚無に生きるコツは最も根源的な欲求である「食欲」から排除していくこと。

食べる量を減らしていくと、自然に食欲が落ち着いてきて、そうなると上の階層の欲望はどうでもよくなってくる。

我欲は幻想であることに気づく。

食べる量を減らすことには2つの意味がある。

中毒性のある食品を摂らない

中毒性のある食品とは、例えば「砂糖」「お酒」「人工甘味料」などなど。

これらを摂ると脳が「もっともっと」と欲しがる。

タバコが止められないのは我慢強くないからではなく中毒だから、それと同じ。

カロリーが制限される

摂取カロリーが制限されると、若返って体が健康になる。

そうすると、自然に食欲は落ち着いてくる。

もう以前の食欲まみれの自分に戻りたくないと思うようになる。

そうすると、自然に他の欲望も消えていく。

足るを知る

GLAYの「生きがい」って曲の一節。

華やいだ街は今、泣きたいことおさえなお、人の欲望に殉じているようだ。
満ち足りてゆくことのない人の世は、命朽ち果ててゆくまでの喜劇そのもの。

まさに本質をついている。

GLAYのTAKURO さんは神がかった詩を書かれる。

人間が生きる上で必要な、たった3つのモノ

人間が生きる上で必要なモノは3つしかないと思う

それは、僕の好きな「ハンターハンター(hunter×hunter)30巻」の詩の中に書かれていた。

さあ、乾杯しよう
乾杯しようじゃないか
人という者どもに

善人も悪人も
いつの世も
人は繰り返す

膿むには余りに長く
学ぶには余りに短い
時の螺旋状
だからこそ好く欲し
好く発するのだろう?

命など、「陽」と「地」と「詩」とで満たされるほどのものなのに

人間が生きる上で必要なモノは、
・「エネルギーを与えてくれる太陽」
・「農作物をつくる大地」
・「音楽や歌などの広い意味での文化」
ってこと。

この詩を読んで、その内容をしみじみと感じたとき、これからの生き方を考えさせられた。

たくさん抱えて生きてきた、いろいろなモノをそぎ落として生きていこうと思った。

この詩の意味を理解できるようぜひ「ハンターハンター
(hunter×hunter) 1~30巻」を読んでほしい。

私の中で「ハンターハンター(hunter×hunter)」という漫画は最高傑作、最高の文学。

生まれて40年間、多くの本を読んできたけど、これがベスト。

心からオススメする。

生き方が変わる。

「求めない生き方」の次は、「ニワトリのような生き方」を紹介します。

ニワトリのような生き方を
自給自足を志す人なら、養鶏に取り組んでいる人は多いのではないでしょうか。私もニワトリを飼ってみて、その生き方を見習わねばと思わされました。ニワトリとの生活を綴ります。

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