養鶏のススメ
自宅で鶏を飼っている。
自給自足を目指す人にとっては養鶏は欠かせない。
先日雛が生まれた(写真上:母親の腹の下から顔を出している)。
最近は近所迷惑などでなかなか飼える環境にある人は少ないと思うけど、飼える環境にある人はぜひ飼うといい。
メスは毎日卵を1個産む。
(ニワトリはオスでもメスでも卵を産むもんだと思っていた)
卵が6個、7個、8個・・・と溜まってくると温め始める。
温め始める前に、その中から毎日1個ずついただく。
卵かけごはんで食べたり、マヨネーズを作ったり、お好み焼きの材料にしたり、貴重な卵を「ニワトリさんごめんね」と言いながら、いただいている。
農業と養鶏
農業をしているので餌には困らない。
米糠や屑米などが餌になり、卵になって返ってくる。
さらに鶏糞を肥料として土に還し、循環させる。
ニワトリ小屋に藁を入れておけば、藁を使ってタマゴを保温するベッドを上手に作る。
農業と養鶏はとても親和性が高いんだ。
ニワトリとタマゴとヒヨコ
鶏の本能に教えられたことも多い。
卵を温め始めると、母親は自分の身を挺して卵を守る。
食べる事もほどほどに、21日間、やせ細りながら温め続ける。
雛が孵ってからも、雛の子育てに追われる。

3カ月が経って雛が親離れすると、また卵を産み温め始める。
ひたすら、その本能のままに繰り返す。
母鳥が雛を守るその眼差しは、人間として見習うべきものがあると感じる。
雛はピヨピヨと母親についてまわり、何時間見ていても飽きない。

本当に癒される。
休みの日には、楽しくてずっと眺めている。


ニワトリの生き方
朝は3時ごろからコケコッコーと鳴き(鳴くのはオスだけなんだ)、夕方になるとぞろぞろとみんなで家(と決めたところ)に帰っていく。
日の出とともに活動し始め、日が暮れたら帰るという、生体バイオリズムに沿った生活を鶏に教えられた。
退職したら自分もそんな生活ができるだろうか。
日の出とともに起き、日の入りとともに家に帰る、
そんな当たり前の生活を。
次は、「食べない生き方」について。

コメント